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Channel: そっか、こうなってるのか。。。クルマ修理の奮戦記
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タント 規定外のヒューズを使うと・・・。

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何度か注意はしましたが、またやっちゃったようです。

電気系の作業をする時は、念のためバッテリーのマイナスターミナルを外すのは
セオリーかと思います。

まあ、外さなくても大丈夫なケースもありますが、ヤバそうな作業部位に手を付ける
時は外しましょうね。

って何度か言ったのに、寒いからエンジンかけてヒーター作動させたままメーター器外したり、ナビ付けしたりでアチコチのヒューズ飛ばしの、電装品壊しの。


で、今回は社外テールを装着したら、ヒューズが飛んだと。
もう1、2回ヒューズを交換・飛ばしをして、『ムカついたから、30Aいれた』

そしたら、エンジン・ABSチェックランプが点灯し、ミッションが変速せず、
『D』と『N』が交互に点滅するようになったので、直してほしいと。


こういう不注意すぎる壊し方をされると、非常に困ります。

診断機でチェックしますが、すべての項目で異常なし!
マイッタ。 こりゃあ、時間かかりそうだ。。。



とりあえず判明したのは、助手席側のヒューズボックスのテールと何だっけな?
のヒューズが飛んでて。

社外テールしか付けてない、という事なので、リヤ廻りの配線チェック。
んー、カプラーの差し替えだけなので、問題なさそう・・・。

ふと気づいたのは、字光式プレートが付いてる。
しかも素人DIY配線が丸出しのが。

テールゲートオープナーハンドルを握ると、配線も一緒に噛み込む処置がしてあり、
これだけでも不合格ですが、さらに内部への配線の引き込み方も、ナンバー球の
カバーとボディで挟まれる形の配線施工。

こんなんやってるから、ヒューズ飛ぶんだよ。


チャチャッと手直しして、ヒューズを入れ替えるとヒューズは飛ぶ事無く、テールランプも字光式プレートも点灯してくれました。


が、相変わらずチェックランプの点灯とシフトポジションの交互点滅は直りません。

IG2(だったかな?)のヒューズの位置に、前述の30A(飛んでる)がブチ込まれていて、新たに指定の10だか15Aを入れると、IGオンで即、飛びます。

やれやれ、いったいどこがショートしてんだろう。

いくつか調べてますと、ATのECUへの電源が遮断されていて、ここがIG2系の
ヒューズを通ってる事が分かりました。
許容レベルを超えたヒューズをつけ、無理やり電気を流した場合、ここに関する
電装系や配線自体にダメージを与える事はありえます。


あ、たしかムーヴのポンコツがあったな。

念のためにAT・エンジン用のECU、助手席リレー・ヒューズボックス&コントロールユニットAssy、それからメインハーネスを・・・と思ったけど、メインハーネスは事故時に断線多数のために使用しない方がいいなと。

ま、ハーネス以外全部付け替えて様子を見ましょう。

あー、まだダメだわ。 もう配線図を追いかけるしかないか・・・。
んーと、AT,ABSとはデータリンクさせてるみたいだね。
安易に配線を補修しても、直んないんだよなあ、こういうの。 

メインハーネス交換か!? あ~メンドくせ。



ちょっと気分転換し、再びバッテリーのマイナスターミナルを外そうとしたら・・・。

見つけたよ。 多分原因と思われる部分。


イメージ 1



テール交換しただけ、の言葉にフロント廻りのチェックが頭に無かった。

メインハーネスから分岐される、スモールの配線が溶けてら。
フロントの字光式への配線の引き回しも良くないか?

バンパー外すと、案の定、配線がボディに挟まりショートしてる跡が。
リヤの字光式の配線にも問題ありましたが、どうやらフロントの字光式の配線処理が原因かもしれませんね。

さらには、ABSユニット、AT本体へのハーネスや、室内へのハーネスも所々焼損箇所があります。

イメージ 2



イメージ 3



なるほど、これならAT変速の不具合や、シフトポジションの点滅、ABSチェックランプの点灯など幾つも不具合が出るわけだ。
規定外のヒューズを付けたおかげで、想定外の箇所にまで被害が及んでしまいました。

イチイチ被服を剥いて配線修理なんかヤッテラレナイので、メインハーネス一式を
交換させてもらいました。

結構高い修理代になっちゃったけど、しょうがないよね。

これに懲りて、もう少しキチンとしたDIY電装をしてくれるといいな。


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